Originについて |
Originは2002年、岡崎シビックセンターの新ホール“コロネット”で行われた「アジア・シルクロード音楽フェスティバル」の最終日(10月4日)に発足した「アジア アンサンブル」のためにシビックセンター委嘱で作曲した三木作品Op.136になる新作。 中国楽器3人(二胡・琵琶・大三弦)、日本楽器2人(尺八、二十絃筝)のための五重奏曲で,祖形を同じくする日中の各楽器が、伝統を超え、それぞれの特色を生かしつつ「共楽の時」を刻む。第1部は、尺八・二胡・筝・三弦の短い導入のあと、整った合奏の中で、琵琶から同じテーマが調を変えてロンドのように各楽器に回帰してくる。各楽器の即興風な小カデンツァが絡み合う短い第2部を経て、第3部は、中国風と日本風それはやがて動き出し、各楽器が琉旋のリズミックなパターンを遊びながら、歌と手遊びが交錯、急速な団円に収斂して行く。 二胡は11月の東京初演では馬頭琴が演奏する。 演奏時間:約18分。 |
|