春雷 (1960、Op.8-1)
詩:三木那名子
ピアノ伴奏歌曲 (bar, pf)
演奏時間:7'
出版:全音楽譜「三木稔歌曲集」
レクイエム バリトン独唱、合唱及びオーケストラのための (1963、Op.16)
[2005年改定後 序奏、第1楽章、第2楽章、第3楽章「花の歌」、第4楽章、第5楽章、第6楽章]
詩:ポリネシア伝承より三木那名子補作、後「花の歌」追加作詩
声楽編成:sop solo, bar solo, m-chor (or mix-chor)
楽器編成:orchestra (1-1-2-1, 4-4-3-1, 3 perc,3-6 db)
(2 pf or 1 pf +1 org, or 1 pf)
演奏時間:新第3楽章追加後43'(1'50"+7'00"+3’30”+6'10"+8'00"+5'40"+7'00")
出版:カワイ出版
CD:ディスコグラフィー参照
注:東京リーダーターフェルで初演以来、「三木レク」と愛称され、男声・混声を問わず、小林健一郎氏のように機会を見ては演奏を繰り返す演奏者が多い初期の大作。2005年新第3楽章「花の歌」を追加
冬の陽に (1964, Op.8-4)
詩:三木那名子
ピアノ伴奏付き歌曲(sop or ten,or f-chor, pf )
演奏時間:2'
出版:全音楽譜「三木稔歌曲集」
CD:ディスコグラフィー参照
あの日たち (1966, Op.8-2)
詩:立原道造
ピアノ伴奏付き歌曲 (bar or m-sop / pf or guit),
出版:全音楽譜「三木稔歌曲集」
CD:ディスコグラフィー参照
古代舞曲によるパラフレーズ (1996, Op.20)
1)前奏曲 2)相聞 3)田舞 4)誄歌(るいか) 5)かがい
(「かがい」は漢字で女偏に曜のつくりを組み合わせる)
2)と5)はソプラノ・ヴォ―カリーゼが中心になる
楽器編成:sop vocalise, fue, 2 shaku, shami, biwa, 2 koto, b-koto, 2 perc
演奏時間:28' (8'+5'+2'45"+4'30"+6'30)
CD:ディスコグラフィー参照
注:日本の樂界のみならず、エルネスト・アンセルメのような国際的な音楽家たちか
らも注目を受け、日本音楽集団の古典となった初期の代表作
葬いの歌 (1967)
詩:秋浜悟史
ギター伴奏歌曲
演奏時間:3'
はばたきの歌(1968、Op.25)
詩:秋浜悟史(終わりの部分に使用)
声楽編成:mix-chor, ten
楽器編成:2 fue, 3 shaku, hichiriki, 3 shami, biwa, 3 koto, b-koto, 2 perc,
演奏時間:22'
LP:1970年、日本コロムビア
かなの歌 (1968)
詩:永六輔
子供たちの歌
楽器編成:fl, tpt, tbn, vn, pf, db, drums
演奏時間:3'
結婚 (1970)
詩:田村隆一
歌曲(alt用)
楽器編成:sho, b-koto, 5 perc, str
演奏時間:2'
注:大阪万博・久保田館の映像とともに
ね・うし・とら・う/よっこんこん (1972)
詩:阪田寛夫
童謡
楽器編成:Japanese instruments or pf
演奏時間:各2'
出版:日本放送出版協会
夢魔のしらべ (1974, Op.46)
1)舟歌 2)乞食歌 3)子守歌
詩:秋浜悟史
13絃筝とコントラバスを伴う歌曲
演奏時間:10' (2'00"+1'20"+6'00")
和讃による交響 (1976、Op.54)
声楽編成:bas, f-chor,
楽器編成:nohkan, 21-koto, orchestra (2-2-2-2, 2-2-2-0, 3 perc, str)
砂漠の花 (1976、Op.55)
詩:平林たい子
二十一絃筝伴奏歌曲(sop),
演奏時間:15'
うらかぐら《星界の報告》(1976、Op.58)
即興的音楽劇
詩:秋浜悟史
声楽編成:singers with actors
楽器編成:fue, 3 shaku, shami, biwa, kokyu, 21-koto, 13-koto,
b-koto, 2 perc
演奏時間:60'
霜月のバラード (1976、Op.8-3)
バリトン用歌曲
楽器編成:pf (or Jap-instruments)
演奏時間:8'
注:《春雷》《あの日たち》《霜月のバラード》《冬の日に》を併せて《四季のバラード》とする
ひろばのうた (1976, Op.58-12月)
詩:宮沢賢治原詩より秋浜悟史
歌曲any voice or mix-chor,
楽器編成:Japanese instruments (or pf)
演奏時間:2'30"
出版:全音楽譜「三木稔歌曲集」
歌楽《まぼろしの米》 (1977、Op.62)
詞:秋浜悟史(英語版、フランス語版あり)
語り(最後に歌)と二十一絃筝
演奏時間:18'
出版:音楽の友社 (now free)
LP:1979年、カメラ―タ・トウキョウ
創作舞踊詩《鶴》 (1978、Op.64-1)
台本:蓬莱泰三
声楽編成:二種の女声(sopと長唄発声の女声)
楽器編成:shaku, kokyu, biwa, 2 21-koto, perc
演奏時間:57'
歌楽《鶴》(1978、Op.64-2)
台本:蓬莱泰三
謡い語り:sop or tn,
楽器編成:shaku, 2 21-koto(shaku, 21-kotoの版あり)
演奏時間:30'
ニューかぐらうた (1979)
詩:ふじたあさや
声楽部分:any voice
楽器編成:fue, shaku, shami, biwa, 21-koto, b-koto, 2bperc
演奏時間:5'
鬼って一体何だろう (1979)
詩:ふじたあさや
声楽部分:any voice
楽器編成:fue, shaku, shami, biwa, 21-koto, b-koto, 2 perc
演奏時間:3'
ダンス・コンセルタント第3番《八郎物語》(1980、Op.70)
1)序曲 2)歌と笛 3)遊戯 4)さすらい 5)斗い
詩(第2章と第4章):若林一郎
声楽部分:いかなる声種でもいいし、器楽のみでもいい
楽器編成:fue, shaku, shami, biwa, 21-koto, b-koto, perc,
演奏時間:15'00" (2'50"+3'15"+2'00"+2'15"+4'00")
LP:1983年、カメラ―タ・トウキョウ
注:当初は影絵劇の音楽として作曲。次の構成で演奏時間:50'
[序曲、八郎と子どもたち、洪水、冬の訪れ、イワナとり、イワナを喰って竜にな
る、竜になった八郎―悲しみー昇天、ひとりぼっちの八郎、たつこ姫の笛、たつこ
節、南宗坊の出現、竜と竜の斗いー八郎敗れる、霧で南宗坊墜落、南宋坊の怒り、
さすらい、津波と斗う、終曲]
SHIRABE (1980、Op.71)
1) Tide Sounds(潮音) 2)Voice and Wings(歌と翼) 3)Unrequited Love(片恋)
4)Youth(青春)
ハープ伴奏歌曲(sop or ten)
原詩:島崎藤村、木下夕爾、北原白秋、村野四郎
English text: James Kirkup
注:原詩の英訳に作曲したため、日本語では歌えない。
演奏時間:7'00"(2'50"+45"+1'40"+1'40")
出版:全音楽譜「三木稔歌曲集」
注:ピーター・ピアーズ70才の誕生祝として作曲
阿波の狸囃子 (1980、Op.109-1)
1)浮拍子2)ばかし打ち3)狸ぶし
(1982に 4)もちつき太鼓、83年に 5)あばれ狸 を追加)
詩(たぬき節):富士正晴
声楽部分:声種問わず
楽器編成:fue, shami,
Japanese percussion (Oo-danuko, Mame-danuko,Mokugyo)
演奏時間:7' (各3'00", 2'00", 2'10", 3'00", 2'20"以上)
注:その年より始まった「阿波の狸フェスティバル」に寄進
歌楽《ベロ出しチョンマ》 (1980、Op.75)
原作:斎藤隆介
謡い語り(bar)と二十一絃筝(Pf 版で出版)
演奏時間:30'
出版:全音楽譜
CD:ディスコグラフィー参照
注:いわば現代浄瑠璃として、またモノオペラとしてたくさんの演奏家たちがトライ
いわき踊り (1981)
詞:いわき市歌詞制定委員会
楽器編成:shami, shaku, hayashi
演奏時間:5'の原型を繰り返す
注:毎年8月3日にいわき市の街頭を縫って踊られ「東北5大祭り」とまで言われる
四季絵巻北海道《天と地と人》(1981、Op.79-1)
詩:松山善三
声楽:sop
楽器編成:fue, shaku, shami, biwa, 21-koto, 13-koto, b-koto, perc, str
演奏時間:44'
君に捧げる愛の歌 (1982)
詩:友竹正則
ピアノ伴奏歌曲(bar)
演奏時間:4'
月の兎 - 子供のための歌楽 (1982、Op.81)
作:若林一郎
謡い語り:mez,
楽器編成:fue, shami, perc
演奏時間:17'
アリサのために (1986)
詩:ふじたあさや
声種:sop
楽器編成:vn, perc
演奏時間:2'
のはらうた - ヴァイオリンとピアノを伴う22 の小歌曲集 (1987、Op.100)
1)はるがきた 2)おがわのマーチ 3)はなのみち 4)でたりひっこんだり 5)たんじょうび
6)おと7)むぎむぎおんど8)おれはかまきり9)なないろドレミ10)さんぽ11)うみよ/わたぐもよ12)しょくじのじかん13)あきのひ14)どんぐり15)さびしいよる16)じゃんけんぽん17)よるのそら18)ふゆのひ19)やまのこもりうた20)てんてんのうた21)ひがしずむ 22)いのち(‘89年に追加)
声楽編成:solo, duets, trios, quartet, chorus など各種の声種を含む。合唱も可能
楽器編成:vn. pf
演奏時間:45'
出版:全音楽譜
CD:ディスコグラフィー参照
注:勿論コンサートでの音楽中心の演奏が主目的だが、子供向けに振りを付けての上
演も歌座はじめ頻繁
相聞III (1988、Op.102)
テキスト:三木稔、及び古典より引用
語りと歌:sop
楽器編成:mar, pf
演奏時間:15'
出版:日本作曲家協議会
祝い歌 (1990)
手打ちを伴う歌
詞:ふじたあさや
演奏時間:1'
冬の蝿 (1992、Op.115-1)
ピアノ伴奏付き歌曲
詩:なかにし礼
演奏時間:4'
出版:全音楽譜
馬鈴しょの花 (1992, Op.126-5)
ピアノ伴奏付き歌曲
詩:小黒惠子
演奏時間:5'
出版:音楽之友社(歌曲集「花ものがたり」の一曲として)
黄の鐘 (1992、Op.116)
詞:三木稔、及び万葉集より引用
声楽編成:sop, F-chor
楽器編成:2 fue(shinobue, nohkan, ryuteki), 3 sho, hichiriki, 2 shaku×
times, kokyu, 3 shami (thin, middle, thick), biwa, 2 21-koto×times,
b-koto×times, 3 perc,
演奏時間:33'
注;84年に日本音楽集団を引退した際には、邦楽器の大合奏曲の可能性は全て
トライし終わったと思っていたが、8年経ち、若返った運営メンバーの情熱
にほだされ、かつて以上にラジカルな作品を書こうと思った。日本は有史以
来戦いと平和を繰り返してきており、そのドラマを芸能様式の変遷と併せて
作曲、過去の悲惨な戦いの記憶を持たない世代への警告をも発したかった。
2002年、《黄の鐘・抄》を編曲初演。Sopの歌のほか下記のように変える。
楽器編成:Sop,fue, 2 shaku, erfu, matouchin, shami, da-sanxian, pipa,
21-koto??, b-koto, perc
演奏時間:16'30"
冬の夜話 (1993,Op.115-2)
ピアノ伴奏付き歌曲
詩:なかにし礼
演奏時間:5'
出版:全音楽譜
ノスタルジア (1994、Op.115-5)
ピアノ伴奏付き歌曲
詩:大渕桃子
演奏時間:3'
出版:全音楽譜
旅枕 (1995、Op.115-6)
ピアノ伴奏付き歌曲
詩:椎橋杜子
演奏時間:3'
出版:全音楽譜
歌曲集《花ものがたり》 (1996、Op.126)
1)白梅2)寒椿3)藤舞4)紫陽花5)馬鈴しょの花6)さつまいもの花7)ダリア
8)アネモネ9)白蓮10)ほうせん花11)花吹雪12)無花果の花13)ほうずきの花
14)おだまきの花
詩:小黒惠子
演奏時間:47'(each 3'~6')
出版:音楽の友社
CD:ディスコグラフィー参照(《白梅》《藤舞い》《馬鈴しょの花》《ほうずきの
花》《おだまきの花》)
波音に包まれて (1996、Op.115-7)
ピアノ伴奏付き歌曲
詩:長野梨生
演奏時間:3'
出版:全音楽譜
いつもそばに (1998、Op.115-8)
ピアノ伴奏付き歌曲
詩:西口由果里
演奏時間:3'
あしたまた(2001)→{楽譜と音}Quicktimeが必要です
ピアノ伴奏付き小歌曲
詩:三木那名子
演奏時間:1'〜1'10"
注:三木ホームページで公開中。英語版(See You Again),合唱版もあり
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